こんにちは、QUATRE(キャトル)です。
毎月1日は、小豆の日です。
あずき製品で有名な井村屋さんが、栄養豊富なあずきを食べて健康になってもらえたらという思いを込めて小豆の日が作られました。
小豆は、縄文時代から日本人に親しまれてきた雑穀で、栄養バランスのいいスーパーフードなんです。
今回は、そんな小豆の食習慣や効能をまとめてみました。ぜひ、ご参考くださいね!
日本人の小豆習慣
小豆の日が1日になったのはなぜでしょうか。実は、日本には小豆を1日に食べる風習があったからなんです。
あずきご飯の日
かつて日本では、
毎月1日と15日はあずきご飯を食べる日とされていました。
これは旧暦の頃の習慣で、新月の1日と満月の15日にあずきご飯を頂いていたようです。
日本には昔から、旧暦の1日と15日にあずきご飯を食べる習慣がありました。 1日は月が膨らみだす新月、15日は丸くなった満月を祝って、お赤飯を炊いたそうです。
(中略)
「毎月1日はあずきの日」とはこうした栄養豊富なあずきを食べて健康になってもらえたらとあずきの製品を多く扱う井村屋グループ株式会社が制定し、日本記念日協会より認定されました。
(引用元:井村屋株式会社)
京都 おきまり料理
このような食習慣は、京都では、おきまり料理と呼ばれ、京都ではあずきご飯以外にも、毎月この日に何を食べる、という風習があって、月の始まり、終わり、中日などを意識するだけでなく、栄養のバランスをとっていたと言われています。
(引用元:京都市文化市民局文化財保護課)
あずきご飯の日|2023年 旧暦カレンダー
現代社会は新暦なので、月の満ち欠けにあった旧暦の1日と15日を意識するのは難しいですが、月の満ち欠けを生活に取り入れるのもいいですね。
旧暦1月1日/15日 | 1月22日/2月5日 |
旧暦2月1日/15日 閏2月1日/15日 |
2月20日/3月6日(望 3月7日) 3月22日/4月5日(望 4月6日) |
旧暦3月1日/15日 | 4月20日/5月4日(望 5月6日) |
旧暦4月1日/15日 | 5月20日/6月3日(望 6月4日) |
旧暦5月1日/15日 | 6月18日/7月2日(望 7月3日) |
旧暦6月1日/15日 | 7月18日/8月1日(望 8月2日) |
旧暦7月1日/15日 | 8月16日/8月30日(望 8月31日) |
旧暦8月1日/15日 | 9月15日/9月29日 |
旧暦9月1日/15日 | 10月15日/10月29日 |
旧暦10月1日/15日 | 11月13日/11月27日 |
旧暦11月1日/15日 | 12月13日/12月27日 |
旧暦12月1日/15日 | 1月11日/1月25日(望 1月26日) |
小豆の効能
小豆は、
食物繊維、ポリフェノール、ミネラル、ビタミンB群、サポニンなど
様々な栄養素がバランスよく含まれ、様々な効能が期待されるスーパーフードなんです。
では、さっそくみていきましょう。
小豆の効能|便秘解消
小豆には、食物繊維がたっぷり含まれています。
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性(水に溶けにくい)食物繊維がありますが、小豆は特に不溶性食物繊維がたくさん含まれていて、その量、ゴボウの5倍、さつまいもの9倍です。
不溶性食物繊維には、次の効能があり、小豆はデトックス効果が高いと言われています。
- 便の量や水分を増やして腸を刺激
- 便がお腹にとどまる時間を短くする
- 少量で満腹感を与える
また、不溶性食物繊維ほどではないですが、水溶性食物繊維もしっかり入っています。
水溶性食物繊維には、次の効能があります。
- コレステロールを体外に排泄する
- 糖質の吸収を緩やかにして血糖値の上昇を抑える
- 腸内のビフィズス菌を増やして腸内環境を整える
小豆には、オリゴ糖も含まれているので、腸内の善玉菌を増やして悪玉菌をおさえて腸内環境を改善し腸管免疫の働きを改善してくれ、デトックス効果が高いと言われています。
小豆の効能|デトックス効果
小豆の外皮に含まれるサポニンにも解毒作用があります。
サポニンには、様々な効果があります。
利尿作用があるので、むくみを防いでくれます。
また、二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を進めるので二日酔いになりにくいと言われています。
小豆の効能|コレステロール低下
小豆の外皮に含まれるサポニンには、コレステロールや中性脂肪の増加を防いで、脂質の過酸化を抑える効果もあります。
血液の流れをよくし、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の予防になります。
小豆の効能|アンチエイジング
ポリフェノールは、植物に含まれるフィトケミカル(ファイトケミカル)のひとつです。
ポリフェノールには、抗酸化作用があり、アンチエイジング効果があると言われています。シミやシワの原因になる活性酸素を除去して、老化を防いでくれます。
ポリフェノールといえば、赤ワインを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は、小豆の方が多く含まれています。
赤ワイン 300mg / 100ml
小豆 450mg / 100g
長命草に含まれるポリフェノール の効果効能について、ご興味のある方はこちら→美長命青汁
小豆の効能|美肌・美髪効果
亜鉛は、美肌と美髪効果があると言われています。抜け毛や薄毛にも効果があるようですね。
髪や肌は主にたんぱく質でできていますが、髪の根っこ部分には亜鉛も集まっています。髪に必要なたんぱく質は亜鉛とアミノ酸が融合したものなので、不足すると抜け毛や薄毛の原因に。 (引用元:ウーマンエキサイト)
小豆の食べ方
小豆が健康にいいのはわかるけれど、小豆を炊くのが大変だから、と、面倒に感じている方は、こんな摂り方がおすすめです。
無糖の茹で小豆
市販の炊いた小豆を使うと、
下準備をしなくても簡単に小豆を摂ることができますよ。
雑穀ご飯
小豆が配合された雑穀米もおすすめです。
こちらは、麦不使用のグルテンフリー雑穀米です。お米と混ぜて一緒に炊くだけで簡単に栄養たっぷりのご飯に早変わりです。
小豆粥
小豆粥の炊き方の基本は、こちらの記事をご参照ください。 www.quatre-jardin.com
和菓子
まとめ
いかがでしたか。
小豆は、日本人が縄文時代から食べていたスーパーフードです。
日本には、新月の日と満月の日にあずきご飯を食べる風習がありました。
京都では、いまでもおきまり料理として1日と15日にあずきご飯を食べる習慣が残っています。
小豆は、デトックス効果やアンチエイジング効果など、うれしい効能がたくさんです。
市販の茹で小豆や雑穀米を使えば、簡単に小豆を摂ることができますよ。
ぜひ、みなさんも、小豆の日をとり入れてみてくださいね!