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小正月行事の小豆粥はいつ食べる?意味や効果・簡単なレトルトなど紹介

こんにちは、QUATRE(キャトル)です。

おかゆといえば、1月7日の七草粥 を思い浮かべる人が多いと思いますが、日本にはそのほかにも季節のお粥があります。

 

小豆粥 は、小豆と餅を入れたおかゆで、平安時代の頃から小豆粥を食べて小正月を祝う習慣があります。

 

今回は、小豆粥についてまとめてみました。

 

小豆粥を食べる小正月はいつ?

小豆粥は小正月に食べるとよいと言われています。

小正月は1月15日です。

小豆粥|2020年 旧暦の場合 

2020年(令和2年)の旧暦の小正月(1月15日)は、2020年2月8日(です。

小豆粥の意味とは? 

日本の小豆粥

小豆の赤には邪気を払う力があると言われ、小正月に小豆粥 を食べると「一年間の邪気を祓い、万病を除く」と言い伝えられています。

紀貫之の「土佐日記」や清少納言の「枕草子」にも、小豆粥の記述が残っています。平安時代にはすでに食べられていたようです。

旧暦1月15日の小正月は満月の日(望月)なので、お餅を小豆粥に入れて望粥(もちがゆ)または餅粥と呼ばれたり、 小豆粥の色から桜粥とも呼ばれています。

中国の小豆粥 

邪気払いに小豆粥を食べる習慣のルーツは、中国にあるようです。これが、韓国や日本に伝わり、冬至に小豆を食べたり小豆粥を食べる風習が広まったようです。

アズキ粥の歴史をさかのぼると6世紀の中国で書かれた『荊楚歳時記』という本に行き当たります。この本は荊州の役人職にあった宗懍という人物が、揚子江中流域を中心とした荊楚地方の年中歳時記について書いたものです。この本には「共工氏の息子が冬至の日に亡くなり疫鬼となった。彼が赤豆を恐がったため、冬至の日にはアズキ粥を作って疫を払うようになった」と書かれています。この風習が韓国、日本へと伝わり、現代まで残ったのです。(引用元:釜山ナビより)

韓国の小豆粥(パッチュク)と汁粉(タンパッチュク)

パッは小豆でチュクは粥、を意味しています。

韓国では、市場の露店やおかゆのファストフード店でカボチャ粥(ホバッチュク)といっしょに売られていたりおかゆの専門店があり、スーパーでは、インスタントやレトルトが発売されるなど、普段からよく食べられています。

www.kurly.com

正式には小豆粥は冬至(亜歳・アセ)の行事食で、陰陽五行の影響で、陰の気が強まる冬至の日に病気の鬼神を追い払うために陽の色の小豆粥を食べる習慣があり、トンジパッチュク(冬至の小豆粥)と呼ばれています。

韓国の小豆粥は、アズキは柔らかくなるまで茹でて裏ごしをしてモチ米といっしょに煮て、歳の数の白玉や餅を入れるそうですよ。

 
 
 
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韓国で大ヒットした映画『王になった男(原題:광해, 왕이 된 남자)』では、小豆粥(パッチュク)ではなく汁粉(단팥죽・タンパッチュク)が度々登場しています。

 

小豆粥の効果

永平寺を開いた道元禅師は、曹洞宗の規律のなかで十のおかゆ効果効能を説いています。 

一、【色】 体の血つやが良くなり

二、【力】 気力を増し

三、【寿】 長命となり

四、【楽】 食べ過ぎとならず体が安楽

五、【詞清辯】 言葉が清く爽やかになり

六、【宿食除】 前に食べたものが残らず胸やけもせず

七、【風除】 風邪を引かず

八、【飢消】 消化よく栄養となって飢えを消し

九、【渇消】 のどの渇きを止め

十、【大小便調適】 便通も良い

(引用元:彼岸寺

また、ファスティングなど食事療法に詳しい石原新菜先生によると、

胃腸を休めるので、体内の余分な脂質の代謝

排せつ力が高まるので、デトックス効果

胃腸が休まるとよく眠れるようになるので、ポジティブ思考

が、期待できるそうですよ。

 ■デトックス効果がすごい 「胃腸が“消化”に労力を割かなくていいぶん、そのエネルギーを胃炎や潰瘍を治すなど、消化器官のメンテナンスにあてることができます。体内の余分な脂質も代謝できるので、生活習慣病の予防にも。また、排せつ力が高まるのであらゆるデトックス効果があり、便はもちろん、湿疹が出たり、おりものが多くなったりします」 ■気持ちが前向きになる 「胃腸が休まるとよく眠れるようになり、前向きになるといった精神的な効果も期待できますよ」(引用元:女性自身より)

小豆粥の栄養

小豆にも、うれしい健康効果があります。

小豆の赤は抗酸化作用の強いポリフェノール、女性に優しいイソフラボン、利尿効果のあるカリウムや、殻に含まれるサポニンにはむくみの改善も期待できるそうですよ。

きょうの料理 土井善晴先生の小豆粥

きょうの料理で人気の土井善晴先生の小豆粥のレシピが掲載されています。望月(満月)の日の小正月に頂く、お餅の入った正式な小豆粥のレシピです。

小豆切り餅があれば、あとは家にある材料で作れますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね! 

www.kyounoryouri.jp

小豆を炊くポイント

小豆は、洗って戻す必要がありません。そのままゆでられる便利な乾燥豆です。

秋に収穫したばかりの水分が残る新豆と、貯蔵されて完全に水分が抜けたひね豆では茹で時間が変わってくるので、茹で時間は硬さを確認しながら炊きます。

こちらの動画は、小豆の扱い方がよくわかるのでおすすめですよ。

NHKあさイチで紹介 小豆の水煮の作り方

小豆の下準備が面倒だという人は、パックに入った小豆の水煮を使うと簡単に作ることもできますが、小豆のゆで汁が含まれないのできれいな色が出にくいです。

 

小豆缶は、おぜんざい用に砂糖が入っていて小豆粥に向いていない場合が多いので、注意が必要です。

そんな方に朗報な小豆の水煮の簡単な作り方が、以前、あさイチで紹介された、北海道の森田農園さんのストック小豆です。

作り方は簡単。保温ボトルに、小豆(75g)と熱湯(400ml)を入れて6〜8時間置くだけです。きれいな色の小豆のゆで汁を作るコツは高いところから注ぐことだそうですよ。

森田さん「保温ポットを使います。洗ったあずき75グラムを入れ、沸騰したお湯400ミリリットルを注ぎ、6~8時間待てばできあがります。その際、加熱ムラを防ぐためにポットを軽く振り、寝かせておくのがコツです」 

(中略)

保温ポットの中身をあけ、ストックあずきと汁を分ける。といだ餅米(3合)を用意し、高い所から汁を注ぐ。高い所から注ぐと汁に含まれるアントシアニン(ポリフェノールの1種)の酸化が進み、キレイな赤色になる。(引用元:J-CASTニュースより)

永平寺の小豆粥をレトルトで

家で作るのが面倒だという人は、本場永平寺の味をレトルトで楽しむのもオススメです。

レトルトの小豆粥のお取り寄せ 永平寺朝がゆ本舗 

小豆粥のほか、朝がゆ、十穀がゆ、そばがゆ、玄米がゆ、茶がゆ、豆乳と種類が豊富なので、おかゆ断食用も一緒に注文するのもよさそうですね。

 

京都 妙心寺東林院 小豆粥で初春を祝う会

京都に行かれる予定のある方にオススメなのが、京都の妙心寺東林院で行われている「小豆粥で初春を祝う会」です。

小豆粥で初春を祝う会は、周囲を竹薮に囲まれ、沙羅双樹の寺としても知られる妙心寺塔頭「東林院」で新春に行われる行事です。

東林院は普段は非公開なので、この特別公開の期間はたくさんの参拝客で賑わいます。

 

枯山水・蓬莱の庭の水琴窟(一壺天)の音色を聴きながら青苔に映える赤い千両や万両の禅寺の庭園で小豆粥がはいった精進料理のコースを頂くことができます。

 

初日の1月15日は、午前10時から、衆生への施しの心を培う生飯取り(さばとり)という禅寺の食事作法に基づく法要「小豆粥・散飯式(さんはんしき)」が行われます。

また、「大般若札」(無病息災のお守り札)の授与や希望者には千両の庭で採れた「東林院千両」の種子の配布もあるそうです。

 

小豆粥で初春を祝う会〜東林院・千両の庭特別公開

開催日時:2020年1月15日(日)~31日(火)11:00~15:00

場所:東林院(京都市右京区花園妙心寺町59)

料金:拝観料+梅湯茶礼、小豆粥と精進料理 3,800円(予約不要)

お問合せ:075-463-1334 東林院

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