こんにちは、QUATRE(キャトル)です。
最高気温35度超えの猛暑日予報となる高温注意情報の発表が続いています。
来週のお盆は、ほとんどの地域で真夏日(30℃超)です。猛暑日(35℃超)の地域も多く危険な暑さになる予報がでています。
熱中症予防
熱中症を予防するには、熱中症になりやすい気象条件を確認しておくことが大切です。
高温注意情報や暑さ指数を活用して、炎天下の屋外に出たり、屋内でも激しい運動はできるだけ控えるなど、熱中症対策を意識したほうがよさそうです。
高温注意情報や暑さ指数の確認はこちらで確認できます。
高温注意情報
暑さ指数・熱中症指数
暑さ指数や熱中症指数の計算方法や早見表や活動指針の表はこちらで解説しています。
熱中症対策に暑さ指数と熱中症指数 計算は?表の見方は?予防に活用
熱中症にならないように、ネッククーラーの携帯もおすすめです。
熱中症になったらすること
立ちくらみ、めまい、筋肉のけいれん、倦怠感、脱力感など、熱中症の症状がある場合は、適切な素早い応急処置が必要です。熱中症は重症になると、意識障害がおこったり昏睡状態に陥って死に至る場合もあるからです。命が助かっても、脳に後遺症が残る場合があります。
重症者の命は、どれだけ早く体温を下げることができるかにかかっています。
症状や重症度に関わらず、涼しい場所へ移動(環境改善)して、できるだけ早くからだを冷やし、水分と電解質を補給します。
熱中症の対処
熱中症になったときの対処や治療は、熱中症の重症度によって変わってきます。
重症度 Ⅰ 熱失神
重症度 Ⅰ 熱けいれん
重症度 Ⅱ 熱疲労
重症度 Ⅲ 熱射病
熱中症の症状はこちらで解説しています。
熱中症の症状かも 熱中症になったらどうなる?初期症状など解説
重症度 Ⅱ 熱疲労や重症度 Ⅲ 熱射病の症状が重いとき
(自分で水分・塩分をとれない、激しい頭痛、吐き気、40度近い高熱、意識がない、けいれんを起こしている、異常行動や意識障害など)
点滴や血圧や尿量のモニタリングなどが必要になるので、すぐ病院へ行きましょう。
環境改善|涼しい場所
できるだけ早く、風通しのよい日陰やエアコンの効いた室内など涼しい場所に移動。横になってからだを休めましょう。
体を冷やす
体温が38℃を超える高温の場合は、38℃になるまではとにかく冷やします。
深部体温*が39℃を超える高体温の持続は予後不良因子であり、38℃台になるまでは積極的な冷却処置を行いましょう。(引用元:CareNetより)
具体的には、次のことを行います。
- 衣服をゆるめる(衣服を脱がせる、襟元、ネクタイ、きついベルト、下着などをゆるめ、できるだけ熱がこもらないようにする)
- 体の表面に霧吹きで冷水をかける
- うちわや扇風機などで風をあてる
- 氷や保冷剤でからだを冷やす(皮膚のすぐ近くに太い血管がある、首筋、わきの下、足の付け根、足首などを保冷剤や氷を入れた氷のうで冷やすと効果的です)
(引用元:第一三共ヘルスケアHPより)
体を冷やす|深部体温を下げる
氷や保冷剤がなくてもお水さえあれば、手をお水につけるだけでも効果があるようです。
水温10~15℃の水を洗面器に入れ、両手のひらを5分くらい浸すと、末梢血管内の血液を通して深部体温を下げることができるそうです。災害級の暑さと言われている今日、試してみてはどうですか。なお、氷水のように冷た過ぎると体を温めようとする防衛本能が働き、逆効果になるそうです。 pic.twitter.com/mgkGH0XkfL
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 19, 2019
水分・塩分・電解質の補給
体の水分の20%以上が失われると命に関わります。
(引用元:大塚製薬HPより)
水分補給は、意識がはっきりして自分で水分をとれる場合のみです。冷たい電解質を含んだスポーツドリンクや経口補水を自分で飲んでもらいます。
冷たい飲料は、胃の表面から熱を下げ、スポーツドリンクや経口補水液は、汗で失われた塩分も補う効果があります。
熱中症になる前であればスポーツドリンク、脱水症状を起こしている場合は経口補水液が適しています。スポーツドリンクと経口補水液の違いは塩分量です。経口補水液はスポーツドリンクと比べて糖分が少なく塩分が多く含まれています。
経口補水液オーエスワンは、経口補水療法の考え方に基づき、脱水状態において不足している電解質(ナトリウムなどの塩分)を補うために、一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、また水と電解質の吸収を速めるために、スポーツドリンクと比べて糖濃度は低い組成となっています。 (引用元:大塚製薬HPより)
意識がない、呼びかけに対して反応がおかしい場合や吐き気や嘔吐がある場合は、口からの水分補給はNGです。
病院での点滴になります。
「呼びかけや刺激に対する反応がおかしい」、「答えがない ( 意識障害がある )」時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があります。また「吐き気を訴える」ないし「吐く」という症状 は、すでに胃腸の動きが鈍っている証拠です。これらの場合には、口から水分を飲んでもらうのは禁物です。すぐに、病院での点滴が必要です。(引用元:環境省HPより)
家での経口補水液の作り方
経口補水液は、家庭でも簡単に作ることができます。
塩と砂糖だけの基本タイプや、基本タイプにレモンなど果汁を入れて飲みやすくしたタイプがあります。
経口補水液に砂糖をいれるのは、小腸からの吸収をよくするためだそうです。
水 1リットル
砂糖 40g(大さじ4と1/2杯)
塩 3g (小さじ1/2杯) (引用元:済生会HPより)
・砂糖(上白糖)20〜40g(大さじ2と小さじ1〜大さじ4と1/2)
・塩3g(小さじ1/2)
・水1ℓ
・レモンなど適宜
(引用元:STOP熱中症HPより)
オレンジジュースを入れる警視庁のレシピもいいですね。レシピにすでに砂糖が入っているので、オレンジジュースは果汁100%を選びましょう。
【おいしく熱中症予防】まだまだ暑い日が続いていますが熱中症対策には水分・塩分補給が大切!ということで我が家では、自家製経口補水液を準備しています。果汁100%のオレンジジュース200ml、水800ml、塩小さじ1杯、砂糖大さじ2杯を混ぜるだけ。オレンジジュースベースで子どもたちにも好評ですよ。 pic.twitter.com/NzTnb7HCKF
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 15, 2018
家庭での作り方|食塩水
経口補水液の準備が難しい場合は食塩水を準備します。
分量は、水1リットルに対して、食塩1~2gです。
まとめ
熱中症は重症になると、命に関わる場合もあるので、適切な素早い応急処置が必要です。
自分で水分・塩分をとれない、激しい頭痛、吐き気、40度近い高熱、意識がない、けいれんを起こしている、異常行動や意識障害など、症状が重いときは、すぐ病院へ行きましょう。
熱中症にならないために、ふだんからこまめに水分補給をすることが大切です。
我が家は、炭酸水メーカーで炭酸水を作っています。