こんにちは、QUATRE(キャトル)です。
私がヨガをはじめたのが15年ほど前のこと。 当時、大手のヨガスタジオに通っていました。
私が師事していた先生は、もともとアスリートで、筋肉はしなやかで運動能力が高く、とても足元にも及ばないと思いながら、憧れで取り組んでいました。
最初はよくわからず、アーサナ(ポーズ)をとるのが必死でしたが、その先生のリードで、少しずつ柔軟性が深まったり、無理だと思っていたアーサナ(ポーズ)ができるようになったり。ヨガをしていると、どんどん自分の体が変わっていくのを実感する、そんな経験の連続でした。
いつの頃からか、
「できなかったことができるようになる、その喜び伝えられるインストラクターになってみたい!」
そう思うようになりました。
同じように、感じているヨギーの方、たくさんいらっしゃると思います。
しかし、いざインストラクターになろうとしても、何から始めたらいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、今回は、これからヨガインストラクターを目指したい方にむけて、
- ヨガインストラクター資格の種類
- ヨガインストラクター資格のとりかた
- ヨガインストラクター資格講座のカリキュラム
をご紹介します。
ヨガのインストラクターに興味のある方はもちろん、
ヨガのインストラクターを目指しているわけではないけれど興味のある方も、
ぜひ、ご参考にしてみてくださいね!
ヨガインストラクター資格 とは
知名度や信頼度のある資格は、ヨガインストラクターの経験がなくても、専門的なヨガの知識や経験を習得していることを証明することができます。
個人のヨガスタジオでは、ヨガインストラクターの資格 TT(Teacher Trainingの略)取得をうたったワークショップが、数多く開催されています。
ここで注意しなければいけないのが、ヨガインストラクター資格は国家資格ではないということです。
つまり、
資格はなくてもヨガのインストラクターとしてクラスを開講することはできるし、
逆に、
ワークショップを受講したからといってすぐにインストラクターとして活動できるわけでもありません。
そこで、ヨガインストラクターの資格選びが大切になってきます。
ヨガインストラクター資格の種類
ヨガインストラクターの資格は、大きく分けると、
- 国際的な資格
- ヨガの各流派が認定している資格
- 日本国内の協会や企業が発行している資格
- オプションとしての資格
があります。
主に、ヨガの哲学、解剖学、実技(実践技術、指導技術)などを学びます。どこに重点を置くかで、それぞれの資格の特徴が出てきます。
ヨガインストラクター資格|国際資格
国際的に信頼性の高いヨガインストラクター認定資格として、次の2つの資格が、特に知名度が高いです。
- 全米ヨガアライアンス
- インド中央政府公認資格
全米ヨガアライアンスRYT®は、全米ヨガアライアンス協会が認定する世界で最も認知度の高いヨガインストラクター資格です。
インド中央政府公認資格は、インド中央政府が認定するヨガインストラクター資格です。
ともに海外の資格ですが、日本国内で取得可能です。
特定のヨガの流派に特化した資格ではなく、幅広くヨガの知識を網羅したいという方や海外での活動を意識した方におすすめです。
ヨガインストラクター資格|ヨガ流派
ヨガには、まず、四代ヨガ(カルマヨガ ・バクティヨガ ・ジニャーニャヨガ ・ラージャヨガ)と呼ばれる古典的なヨガがあります。
それをベースに様々なヨガの流派が派生し、それぞれの流派で指導者を認定しています。
ヨガの流派には、書ききれないほどたくさんの流派がありますが、代表的なものとして次の流派があります。
- 沖ヨガ(創始者:沖正弘)
- アシュタンガヨガ(創始者:シュリ・K・パタビジョイス)
- アイアンガーヨガ(創始者:BKSアイアンガー)
- ビクラムヨガ(創始者:ビクラム・チョードリー)
- シヴァナンダ・ヨガ(創始者:スワミ・シヴァナンダ)
- クリパルヨガ(創始者:スワミ・クリパル)
私はこのなかの、アシュタンガヨガ初級指導者を持っています。
ヨガインストラクター資格|日本国内
国内には、たくさんのヨガ団体があります。各団体や企業が、独自にヨガインストラクターを養成して資格を認定しています。
国内限定の資格になるので、国際資格に比べると知名度はやや劣りますが、仕事の紹介など資格取得後のサポートを受けやすいというメリットがあります。
ヨガインストラクター資格|オプション
そのほか、
ヨガのスタイルによるヨガインストラクター資格(陰ヨガ、リストラティブヨガ、ヴィンヤサヨガ、ハタヨガ)や、
ヨガの指導対象によるヨガインストラクター資格(マタニティヨガ、シニアヨガ、キッズヨガ)
など、様々な、資格があります。
ヨガインストラクター資格のとりかた
特定のヨガ流派にこだわらず、幅広くヨガ全般を網羅したいという方には、
全米ヨガアライアンスがおすすめです。
一方、インド中央政府公認ヨーガ教師講座は、セラピストとしてヨガ療法を学びたい方におすすめです。
全米ヨガアライアンス200時間(RYT200)
全米ヨガアライアンスRYT®は、ヨガインストラクター資格のなかでも特に有名な資格のひとつです。全米ヨガアライアンス協会が認定する世界で最も認知度の高いヨガインストラクター資格で、ヨガイストラクターのなかでも持っていると一目おかれる資格です。
登録ヨガインストラクターの国籍は50カ国以上といわれています。
全米ヨガアライアンス協会認定スクールRYS(Registrated Yoga School)は、現在日本国内に170校(2019年登録)あり、日本語で受講できます。
RYT®200 取得のながれは、
①RYSで、200時間のプログラムを修了
②全米アライアンス協会に登録する
です。
学習項目は、次の13項目です。
【解剖学・生理学】解剖学・生理学・生体力学
【ヨガ人文学】歴史・哲学・倫理観
【専門的に必要なもの】ティーチング・専門的なデベロップメント・プラクティカム・専門科目
受講料は、おおよそ30万〜50万円です。
開催するスクールによって異なりますので、詳細は各スクールにお問合せください。
インド中央政府公認ヨーガ教師講座YIC
YIC(Yoga Instructor Course)は、全米ヨガアライアンスとならび世界的に知名度の高いインド中央政府公認のヨーガ教師資格を取得するための講座です。
内容は、ヨガ療法士になるための基礎講座を兼ねているので、た。YIC取得後、YTIC(Yoga Therapist Instructor Course)講座を修了すると、
学校や医療施設などでヨガを活用するヨーガ療法士としての活動の場が広がります。
日本国内では、認定養成機関日本ヨーガ・ニケタンで日本語で受講できます。
YIC 取得のながれは、
①認定養成機関で、YIC(Yoga Instructor Course)講座を修了
②日本ヨーガ療法学会に入会後に審査、登録する
です。
2)ギヤーナ・ヨーガとは何か アイソメトリックスークシュマ・ヴィヤ ヤーマ
3)ヨーガと健康 スークシュマ・ヴィヤヤーマ
4)アーサナ理論とハタ・ヨーガ理論 ヨーガ療法の為のアイソメトリ ック・アーサナ・ブリージング
5)プラーナーヤーマ理論 セクショナル・ブリージング <中間試験>
6)バクティ・ヨーガとは何か クリヤー、オーム瞑想法
7)ラージャ・ヨーガとは何か ヨーガとストレス・マネジメント アイ ソメトリック・サイクリック・メディテーション
8)カルマ・ヨーガとは何か アイ・エクササイズ
9)ヨーガと教育 ヨーガ統一の理論
10)<実技試験・筆記試験>
講座は、月1日開催10回開催で、143,000円(税込)です。
アシュタンガヨガ初級指導者
IYC(インターナショナル・ヨガ・センター)は、日本人ではじめてアシュタンガヨガ正式指導資格者に認定されたケン・ハラクマ氏が主宰するアシュタンガヨガのヨガスタジオです
IYCでは、IYCのスタジオまたは提携ヨガスタジオでアシュタンガヨガ初級指導者資格・アシュタンガ指導者(プライマリーシリーズ)を取得できます。
アサナ(ポーズ)
プラナヤマ(呼吸法)
メディテーション(瞑想)
その他、参加者個々のレベルに合わせた練習方法と教え方、日本人に合ったヨガの考え方 女性に適したヨガの練習方法と教え方 など
講座は、初級指導者、プライマリーシリーズともに、3日連続講座で、165,000円(税込)です。
ヨガインストラクター資格|日本国内
国内には、たくさんのヨガ団体があります。各団体や企業が、独自にヨガインストラクターを養成して資格を認定しています。
国内限定の資格になるので、国際資格に比べると知名度はやや劣りますが、資格取得後のサポートを受けやすいというメリットがあります。
マスター(3級) アドバンス(2級) シニア(1級) |
77,000円 210,000円 410,000円 |
|
日本YOGA連盟 | インストラクター | 113,520円 |
ヨガインストラクター1級 ヨガインストラクター2級 |
||
マスター(3級) アドバンス(2級) シニア(1級) |
11,000円 22,000円 33,000円 |
|
ベーシック(3級) アドバンス(2級) マスター(1級) |
207,900円 237,600円 132,000円 |
|
ヨガコース初級 ヨガコース上級 |
42,000円 84,000円 |
資格登録料や資格更新料金がかかる場合があるので、
ご興味のある方は、各団体に詳細お問合せくださいね。
まとめ
ヨガのインストラクターになるには、国家資格はありません。
実力があれば、資格はなくてもインストラクターを名乗ることはできます。
しかし、インストラクター未経験の方は、資格を持っていると、ヨガの知識や経験の証明として役立ちます。
ヨガインストラクターの資格には、国際的な資格、ヨガの各流派が認定している資格、日本国内の協会や企業が発行している資格、オプションとしての資格があります。
それぞれ、自分のスタイルに合った資格を選んでみましょう。