QUATRE(キャトル)の庭

アシュタンガヨガをしているヨギーニのQUATRE(キャトル)です。生活のヒントになるような情報を発信しています。

アシュタンガビギナークラス「肩の力の抜き方がわかりません」という生徒さんにお願いしてみたこと

ヨガをはじめて16年になりますが、15年目となる昨年からヨガのクラスを担当させて頂いています。

私が住んでいるところは中山間地域で、県内でもトップクラスの高齢化が進んでいる地域なのです。市内の婦人会や知り合いのサークルに声をかけてもらっています。クラスに来られるみなさんは私よりも年上の50代60代の女性が中心で、ヨガははじめてという人たちばかりでスタートしました。

アシュタンガヨガ

ヨガにはいろいろな流派がありますが、私がしているヨガは「アシュタンガヨガ」といいます。

どんなヨガかと聞かれると、一言では答えにくいのですが、パワーヨガの元になっている体をしっかり動かすヨガです。呼吸と動きを連動させることで、運動量はしっかりありながらも、気持ちよく続けることができます。

太陽礼拝から立位、座位、フィニッシングとポーズの順番が決まっており、ポーズからポーズへと呼吸と動きを合わせて流れるように体を動かす。 ダイナミックでエネルギッシュなポーズが多く、レッスン後は爽快感を得られるだろう。

(引用元:Yoga Journal Online - ヨガジャーナルオンライン

ヨガの効果

ヨガ初心者の方から、このような質問を受けることがよくあります。

「ヨガをしたら痩せますか?」

「体が硬いけれど、ヨガをしても大丈夫ですか。」

日本では、ヨガのフィットネスやダイエット効果が強調されていますが、ポーズをとることが目的ではありません。

ヨガの三大要素は、「瞑想」「アーサナ(ポーズ)」「呼吸法」です。体を動かすこと(アーサナ)は、そのなかの一部の要素なのです。ゆったりとした深い呼吸でポーズをとることで、ふだん緊張している体や心の緊張をほぐしたり、自分の身体の状態を観察しながら、心のバランスを整えていきます。

前屈をしながら「床に手が届かない」自分を観察して、自分は前屈が苦手なんだな、ということが分かるでしょう。

ひねるポーズで、右はここまでしか曲がらないけれど、左だとここまで曲がる、という違いを感じるでしょう。

自分の苦手を受け入れて、だから膝を折って前屈をしよう、という自分にあったアプローチを選択していきます。

日常生活にも自分が得意な場面や苦手な場面に遭遇することが多々あります。そういうときにどうアプローチするか、という心のトレーニングをポーズを通して教えてくれるのが、ヨガかなと思います。

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その過程で、体が柔かくなったり、ダイエット効果があったり、もあるでしょう。

ヨガの呼吸

ヨガにはいろいろな呼吸法がありますが、呼吸に気をとられすぎて頭で考えながらのヨガになってしまうと、かえって緊張してしまい、本末転倒です。

う=がんばったり(緊張)」「く=休んだり(緩和)」を繰り返しながら、少しずつ、身体の緊張がほぐれていったらいいかなと思っています。

アシュタンガヨガの基礎となる「太陽礼拝」という一連のポーズのなかで、「下向きの犬のポーズ(Down facing Dog)」というポーズがあります。

肩に力が入っていると、ちょっときついポーズです。 ひとりの生徒さんが、いつもこのポーズをとるのがとてもつらそうだったので、どうしたら力が抜けるかなぁと思っていたとき、私のヨガの師匠の指導を思い出しました。

「鼻から息を吸って、口から思いっきりため息をつくように息を吐いてみて!

先生の真似をして、ガイドをしながら肩甲骨の間と腰に手を添えてアジャストを繰り返しました。

 

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downfacingdog

先日、レッスン後の雑談で、「ダウンドッグをしているときの背中のラインがとてもきれいになってきましたよ」、と話をしていると、その生徒さんが「肩の力の抜き方が分からなかったんです」と打ち明けてくれました。

呼吸の仕方をちょっと変えることで、心や体の緊張がほぐれていくのに少しでも役だったのなら、ヨガのインストラクターをしてよかったな、と思いました。