QUATRE(キャトル)の庭

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【春の和菓子】よもぎ餅 よもぎ団子 の作り方

春の味覚、よもぎを使ったよもぎ餅。もち粉を使えば、レンジで手軽に作れます。この記事では、初心者でも失敗しない、簡単で美味しいよもぎ餅のレシピやきな粉、あんこを使ったアレンジをご紹介します。

よもぎ餅の栄養と効能

よもぎの栄養価

よもぎは、古くから薬草として用いられてきた植物で、豊富な栄養価を含んでいます。特に、食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富で、健康や美容に良いとされています。

  • 食物繊維 便秘解消や血糖値の上昇を抑える効果
  • ビタミン 免疫力を高めたり疲労回復を助ける効果
  • ミネラル 骨や歯を丈夫にしたり血液をサラサラにする効果

特に注目すべきは、β-カロテンの含有量です。β-カロテンは、体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用を発揮します。抗酸化作用は、活性酸素を除去し、細胞の老化を防ぐ効果があります。また、β-カロテンは、皮膚や粘膜を保護する効果もあり、美容にも良いとされています。

その他にも、よもぎには、クロロフィル、タンニン、精油など、様々な有効成分が含まれています。

  • クロロフィル 血液を浄化したりデトックス効果
  • タンニン 抗菌作用や抗炎症作用によるニキビや肌荒れを防ぐ効果
  • 精油 リラックス効果や安眠効果

よもぎ餅を食べることで、手軽にこれらの栄養成分や有効成分を摂取することができます。

美味しく食べながら、健康や美容に役立てることができるのは、うれしいポイントです。

期待できる効能

よもぎには、血行促進効果リラックス効果があると言われています。

血行促進効果は、

体を温め、冷え性を改善する効果があります。また、血行が促進されることで、新陳代謝が活発になり、疲労回復や美肌効果も期待できます。

リラックス効果は、

よもぎに含まれる精油成分によるものです。よもぎの香りを嗅ぐことで、脳波がアルファ波になり、リラックス効果が得られると言われています。ストレスを解消したり、安眠を促す効果も期待できます。

よもぎには、食物繊維が豊富に含まれているため、便秘解消にも効果的です。食物繊維は、腸内環境を整え、便通をスムーズにする効果があります。便秘が解消されることで、肌荒れやむくみの改善にも繋がります。

さらに、よもぎには、抗炎症作用や抗菌作用があると言われています。これらの作用は、ニキビや肌荒れを防ぐ効果があります。また、よもぎには、アレルギー症状を緩和する効果もあると言われています。アレルギー体質の方や、花粉症に悩んでいる方にもおすすめです。

ただし、これらの効果は、個人差があり、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。よもぎ餅を食べる際には、バランスの取れた食事と、適度な運動を心がけるようにしましょう。

注意点

よもぎは、キク科の植物なので、キク科アレルギーのある方は、摂取を控えるようにしてください。キク科アレルギーを持つ人がよもぎを摂取すると、皮膚のかゆみ、発疹、じんましん、吐き気、下痢などの症状が現れることがあります。重症の場合は、呼吸困難やアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。

また、よもぎには、子宮収縮作用があると言われています。妊娠中の方は、摂取を控えるか、医師に相談するようにしてください。子宮収縮作用によって、流産や早産のリスクが高まる可能性があります。

さらに、よもぎには、カリウムが豊富に含まれています。腎臓病の方は、摂取を控えるようにしてください。腎臓病の方は、カリウムの排泄機能が低下しているため、カリウムを過剰に摂取すると、高カリウム血症を引き起こす可能性があります。

よもぎ餅を食べる際には、これらの注意点を守り、体調に異変を感じたら、すぐに摂取を中止し、医師の診察を受けてください。

もち粉で作る!基本のレンジよもぎ餅

よもぎ餅を手作りするのに必要な材料と道具について説明します。

材料と道具

もち粉は、

餅の風味と食感を大きく左右するので、こだわりたいところです。スーパーで手軽に手に入るものでも十分美味しいですが、製菓材料店などで質の良いもち粉を選ぶと、より本格的な味わいになります。

よもぎは、

生のよもぎを使う場合は、新鮮なものを選び、よく洗ってから細かく刻んで使用します。生のよもぎの香りは格別で、春の訪れを感じさせてくれます。

乾燥よもぎを使う場合は、水で戻して柔らかくしてから使用します。乾燥よもぎは手軽に入手できるので、季節を問わずよもぎ餅作りを楽しめます。

砂糖は、

種類によって甘さや風味が変わるので、お好みで選びましょう。

  • 上白糖 一般的なよもぎ餅
  • きび砂糖・黒糖 風味豊かなよもぎ餅

水を加えて混ぜ合わせることで、生地が均一になり、なめらかな食感に仕上がります。

道具は、

電子レンジ対応のボウルと混ぜるためのヘラを用意します。

  • ボウル 大きめのボウルがオススメ。混ぜやすく加熱ムラを防げます
  • ヘラ ゴムベラがオススメ。生地がボウルにこびりつきにくくキレイに混ぜやすいです

もち粉や乾燥よもぎなど材料や道具をまとめて取り寄せには富澤商店がオススメです。

材料と道具を揃えて、手軽に美味しいよもぎ餅を作ってみましょう。

簡単レシピ

もち粉と砂糖、水を混ぜ合わせる工程から始めます。

まず、電子レンジ対応のボウルにもち粉を入れ、砂糖を加えます。分量はレシピによって異なりますが、一般的にはもち粉100gに対して砂糖30~50g程度が目安です。砂糖の量はお好みで調整してください。

次に、水を少しずつ加えながら、ダマにならないようによく混ぜ合わせます。水の量はもち粉の種類によって異なりますが、もち粉がしっとりとするくらいが目安です。混ぜすぎると粘りが出てしまうので、注意が必要です。生地が均一になるまで、丁寧に混ぜましょう。

生地が均一になったら、刻んだよもぎを加えます。生のよもぎを使う場合は、あらかじめ熱湯でさっと茹でてアク抜きをしてから、細かく刻んで加えます。乾燥よもぎを使う場合は、水で戻して柔らかくしてから、刻んで加えます。よもぎの量はお好みで調整してください。よもぎの香りが苦手な方は、少なめにすると良いでしょう。

よもぎを加えたら、全体をよく混ぜ合わせます。混ぜ終わったら、ボウルにラップをふんわりとかけ、電子レンジで加熱します。加熱時間は、お使いの電子レンジによって異なりますが、600Wで2~3分程度が目安です。加熱しすぎると餅が硬くなってしまうので、様子を見ながら加熱してください。

加熱が終わったら、一度取り出して、ヘラでよく混ぜます。混ぜることで、生地全体の温度が均一になり、ムラなく火が通ります。混ぜ終わったら、再度ラップをかけ、電子レンジで1~2分加熱します。これを数回繰り返し、餅状になれば完成です。餅状になったら、粗熱を取り、きな粉やあんこなどを添えてお召し上がりください。

美味しく作るコツ

よもぎ餅を美味しく作るコツはいくつかポイントがあります。これらのコツを守ることで、より美味しいよもぎ餅に仕上がります。

美味しく作るコツ|もち粉

もち粉の選びかたがポイントです。

もち粉には、白玉粉、上新粉、餅粉など、様々な種類があります。どの種類のもち粉を使うかによって、よもぎ餅の食感や風味が大きく変わるので、お好みの粉を選びましょう。

よもぎ餅には、きめが細かく、なめらかな食感になる白玉粉がおすすめです。白玉粉を使うことで、口当たりの良い、上品なよもぎ餅に仕上がります。

上新粉は、コシが強く、弾力のある食感が特徴です。よもぎ餅に使うと、もちもちとした食感を楽しむことができます。

餅粉は、もち米を粉末にしたもので、最も一般的なもち粉です。白玉粉と上新粉の中間のような食感で、バランスの取れたよもぎ餅を作ることができます。

また、もち粉を選ぶ際には、粒度も確認しましょう。

  • 粒度が細かい なめらかな食感
  • 粒度が粗い もちもちとした食感

もち粉の種類を変えるだけで、よもぎ餅の味わいが大きく変わるので、色々な発見があるはずです。色々なもち粉を試して、自分好みのとっておきのよもぎ餅に仕上げてみましょう。

美味しく作るコツ|よもぎ

生のよもぎを使う場合は、

葉が新鮮で、香りの強いものを選びましょう。乾燥よもぎを使う場合は、色が鮮やかで、香りの良いものを選びましょう。よもぎの質によって、よもぎ餅の風味や色合いが大きく変わるので、慎重に選びましょう。 

生のよもぎがない場合は、

乾燥よもぎやよもぎパウダーを活用することで、手軽に美味しいよもぎ餅を作ることができます。乾燥よもぎやよもぎパウダーを使う場合、生のよもぎに比べて風味がやや劣る場合があります。その場合は、よもぎの量を少し多めにすることで、風味を補うことができます。

乾燥よもぎは、スーパーやドラッグストア、インターネット通販などで簡単に入手できます。 乾燥よもぎを使うときは、まず水で戻します。乾燥よもぎをボウルに入れ、ひたひたになるくらいの水を加えて、30分ほど置いてください。こうすることで、乾燥よもぎが水分を吸収し、柔らかくなります。水で戻した後は、軽く絞って水気を切ってから使用します。

よもぎパウダーは、より手軽に使える代用品です。もち粉に直接混ぜ込むだけで、よもぎの風味を加えることができます。よもぎパウダーの量はお好みで調整してください。最初は少量から加え、風味を確認しながら調整するのがおすすめです。

また、抹茶パウダーを少量加えることで、風味をより豊かにすることもできます。

美味しく作るコツ|加熱

加熱時間も重要なポイントです。

電子レンジの機種によって加熱時間が異なるため、様子を見ながら加熱することが大切です。

加熱しすぎると、餅が硬くなってしまい、美味しくなくなってしまいます。逆に、加熱が足りないと、餅がべちゃっとしてしまい、食感が悪くなってしまいます。竹串などを刺して、生地が生っぽくないか確認しながら、加熱時間を調整しましょう。

美味しく作るコツ|混ぜかた

加熱後、生地をよく混ぜることで、餅に粘りが出て、美味しくなります。ゴムベラなどを使って、生地全体をしっかりと混ぜましょう。

混ぜる際には、ボウルの底や側面についた生地も、綺麗にこそげ落としながら混ぜるのがポイントです。こうすることで、生地全体が均一になり、ムラなく美味しく仕上がります。

美味しく作るコツ|仕上げ

仕上げに、粗熱を取ることも大切です。

粗熱を取ることで、餅が落ち着き、より美味しくなります。粗熱を取る際には、ラップなどをせずに、そのまま置いておくのがおすすめです。ラップをすると、水滴がついて、餅がべちゃっとしてしまうことがあります。

アレンジ自在!よもぎ餅バリエーション

きな粉 よもぎ餅

よもぎ餅のアレンジとして、まずおすすめしたいのが、きな粉よもぎ餅です。作り方は非常に簡単で、きな粉と砂糖を混ぜ合わせたものを、よもぎ餅にまぶすだけです。きな粉の香ばしい風味と、よもぎの爽やかな香りが絶妙にマッチして、シンプルながらも奥深い味わいを楽しむことができます。

きな粉は、大豆を炒って挽いた粉末で、たんぱく質や食物繊維、イソフラボンなど、栄養価も豊富です。砂糖と混ぜ合わせることで、ほんのりとした甘さが加わり、より美味しくなります。きな粉と砂糖の割合は、お好みで調整してください。一般的には、きな粉3に対して砂糖1の割合が良いとされていますが、甘めが好きな方は砂糖を多めに、甘さ控えめが好きな方は砂糖を少なめにすると良いでしょう。

よもぎ餅にきな粉をまぶす際には、全体に均一にまぶしましょう。コツは、きな粉がダマにならないように、あらかじめ混ぜ合わせておくことです。また、よもぎ餅が温かいうちにまぶすと、きな粉がつきやすくなります。きな粉をまぶした後は、軽く手で押さえることで、きな粉が剥がれにくくなります。

きな粉よもぎ餅は、そのまま食べるのはもちろん、お茶請けとしても最適です。温かいお茶と一緒にいただけば、ほっと一息つける、優しい味わいです。ぜひ、お試しください。

あんこ入り よもぎ餅 

あんこ入りよもぎ餅は、よもぎ餅の定番アレンジの一つです。あんこをよもぎ餅で包むことで、よもぎの風味とあんこの甘さが絶妙に調和し、上品な味わいを楽しむことができます。

あんこは、つぶあん、こしあん、どちらを使っても美味しくいただけますが、よもぎの風味をより楽しみたい場合は、こしあんがおすすめです。

あんこは、市販のものを使っても良いですが、手作りすると、より風味豊かで美味しいあんこ入りよもぎ餅を作ることができます。

手作りあんこは、小豆を煮て、砂糖と塩で味を調えるだけで、簡単に作ることができます。小豆の種類や砂糖の種類によって、あんこの風味や甘さが変わるので、お好みのものを選んでみてください。

よもぎ餅であんこを包む際には、よもぎ餅を平らに伸ばし、中心にあんこを乗せて、包み込むように丸めます。よもぎ餅が柔らかすぎると、包みにくいので、少し冷ましてから包むと良いでしょう。また、よもぎ餅が乾燥している場合は、少し水を加えて、柔らかくしておくと、きれいに包みやすいですよ。

あんこ入りよもぎ餅は、そのまま食べるのはもちろん、お正月のお餅としても最適です。おせち料理と一緒にいただけば、お正月気分を盛り上げてくれる、華やかな一品です。ぜひ、お試しください。

ずんだ餡 よもぎ餅

ずんだ餡よもぎ餅は、枝豆で作ったずんだ餡をよもぎ餅に添えた、彩りも鮮やかなアレンジです。ずんだ餡の鮮やかな緑色と、よもぎ餅の緑色が 調和し、見た目にも美しい和菓子です。ずんだ餡の甘さと、よもぎのほろ苦さが絶妙にマッチして、上品な味わいを楽しめます。

ずんだ餡は、枝豆を茹でて、薄皮を取り除き、すり鉢ですり潰して、砂糖と塩で味を調えることで作ります。枝豆の種類や砂糖の種類によって、ずんだ餡の風味や甘さが変わるので、お好みのものを選んでみてください。ずんだ餡は、市販のものを使っても良いですが、手作りすると、より風味豊かで美味しいずんだ餡よもぎ餅を作ることができます。

よもぎ餅にずんだ餡を添える際には、よもぎ餅を皿に盛り付け、その上にずんだ餡を乗せます。ずんだ餡の量を調整することで、甘さのバランスを調整することができます。また、ずんだ餡の上に、さらに枝豆を添えることで、彩りがより鮮やかになります。

ずんだ餡よもぎ餅は、お茶請けとしてはもちろん、おもてなしにもぴったりです。彩りも鮮やかで、上品な味わいなので、お客様にも、きっと喜ばれることでしょう。ぜひ、お試しくださいね。

【動画】よもぎの下処理

  1. よもぎのやわらかい葉っぱをちぎって、軸から外します。きれいに洗います。
  2. 重曹を入れたお湯にいれて3〜4分ゆがきます。
  3. お水に10分ほどさらします。
  4. 絞って水気をとって、細かく刻む

よもぎ50g

重曹 少々

上新粉200g

熱湯1カップ

白玉粉30g

水大さじ2

粒あん300g

 

保存方法は?

作ったよもぎ餅は、できるだけ早めに食べるのが一番です。

保存する場合は、冷蔵または冷凍保存しましょう。

冷蔵保存する場合は、

よもぎ餅が乾燥しないように、ラッ

プでしっかりと包んでから、密閉容器に入れて保存します。冷蔵庫で保存した場合、2~3日程度は美味しく食べることができます。ただし、時間が経つにつれて、餅が硬くなってしまうので、早めに食べるようにしましょう。

冷凍保存する場合は、

よもぎ餅を一つずつラップで包んでから、冷凍用保存袋に入れて保存します。冷凍庫で保存した場合、1ヶ月程度は保存可能です。

解凍する際には、自然解凍または電子レンジで加熱します。電子レンジで加熱する際には、加熱しすぎると餅が硬くなってしまうので、様子を見ながら加熱してください。

冷蔵または冷凍保存したよもぎ餅を食べる際には、軽く温めると、より美味しく食べることができます。

電子レンジで加熱する際には、ラップをかけたまま加熱すると、乾燥を防げます。また、フライパンで焼くと、香ばしい風味を楽しむことができます。焼く際には、焦げ付かないように、弱火でじっくりと焼きましょう。

保存方法を工夫することで、よもぎ餅を長く美味しく楽しむことができます。ぜひ、お試しください。

まとめ:手作りよもぎ餅で春の訪れを感じよう

よもぎ餅は、春の訪れを感じさせてくれる、日本の伝統的な和菓子です。よもぎの爽やかな香りと、もちもちとした食感が絶妙にマッチして、心安らぐひとときを演出してくれます。

手作りは、市販のものとは一味違う、温かみのある味わいが魅力です。 材料も、もち粉、よもぎ、砂糖、水、と、手軽に手に入るものばかりなので、思い立った時にすぐに作ることができます。

作り方も簡単で、もち粉と砂糖、水を混ぜ合わせ、刻んだよもぎを加えて、電子レンジで加熱するだけです。加熱時間は、お使いの電子レンジによって異なりますが、様子を見ながら加熱するのがポイントです。餅が硬くなりすぎないように、注意してください。

また、よもぎ餅は、アレンジも自在です。きな粉やあんこをまぶしたり、ずんだ餡を添えたり、様々なバリエーションを楽しむことができます。自分だけのオリジナルよもぎ餅を見つけてみてください。

手作りならではの温かさを味わいながら、春の訪れを感じてみましょう。ぜひ、この春は、手作りのよもぎ餅に挑戦してみてくださいね。