こんにちは、QUATRE(キャトル)です。
6月も今日が最後。今年も半分が過ぎようとしています。
ふと、料理教室で水無月のレッスンを受けたことがあることを思い出しました。
今日は夏越の祓えで、水無月を頂く日です。
そうだ、今年は水無月を作ってみよう、ということで、
作ってみました。
前回は、ういろう生地で作ってみましたが、今回の生地は本葛のみを練り上げたものにチャレンジしてみました。
毎年、京菓子司末富さんが販売されている純葛製の水無月が本当に美しいのです。
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本葛のよさは、まずは見た目の透明感です。
氷を模した部分なので、本葛のみの生地の方が、ういろう生地よりも、涼やかな仕上がりになります。
とはいえ、正式な作り方が分かりません。
プロの和菓子屋さんに見られたら、笑われてしまうかもしれませんが、葛餅を作るような要領で葛粉を練り上げて小豆をのせてみました。
手軽に作れる家庭の郷土和菓子として参考にしてもらえれば幸いです。
水無月づくり準備する道具
今回も身近な道具を使って作ってみました。
茶こし
小鍋
メスティン
ゴムベラまたはしゃもじ
前回、水無月の型として使ったトランギア社のメスティンが使い勝手がよかったので今回も使用しました。
3cmくらいの深さがあって、蒸気に耐えれそうな容器があれば大丈夫です。
ういろう生地の水無月の材料
分量は、メスティン1個分です。約4個とれます。
本葛 50g
水 200cc
小豆の甘煮 50g
ダイエット中なので、甘みは小豆の甘煮のみ。生地に砂糖を入れていませんが、お好みで黒糖などいれてみてくださいね。
本葛
本葛といえば、良質な吉野本葛をおすすめします。
なかでも、私がよく購入するのがこちらの2つです。
今日は、家の在庫を切らしてしまっていました。
取り寄せするには遅すぎたので、今回の分は、近所のスーパーに買い出しに行ってきました。
最初に行ったスーパーには、中国産の本葛とでんぷんのミックスの葛粉しかなかったので、別のスーパーをのぞいてみたら国産の本葛があったので、国産の本葛を選んでみました。
本葛の水無月のレシピ
1. ボウルに本葛を入れ、水を加えて溶き混ぜる。
2. 葛液を茶こしでこす。
3. 小鍋に入れて火にかける。
4. 固まり始めたら火力を落としてしっかり練り上げる。
5.生地全てを水で内側をぬらしたメスティンに流し入れる。
6.手早く表面を平らにならして、小豆の甘煮を全体にちらす。
7.常温で冷ます。
8.粗熱がとれたら型からはずし、三角に切りわけます。
本葛の水無月の注意
本葛は冷やしすぎると、白く濁ってしまいます。
せっかくの透明感が台無しになってしまいます。
冷やす場合は、食べる直前にすこし冷蔵庫に入れる程度にしておきましょう。
さて、夏越の祓えは6月最後の日ですが、本来は旧暦で行うもの。
今年の旧暦の6月の 晦日(みそか)は、2020年8月18日 です。
旧暦で頂くと、より季節感が感じられてよさそうです。
水無月のいろいろなレシピをまとめているので、
旧暦の時期に思い出されたら、ぜひ作ってみてくださいね!