こんにちは、QUATRE(キャトル)です。ここ数日体調不良で寝てばかりでした。「睡眠は百薬の長」を信条としているので、ひたすら寝ていました。
さて、その間に、世間では「麒麟がくる」が話題になっていたようです。NHKさんには申し訳ないのですが、大河ドラマは随分見ておらず出演者をチェックしておらず、私が好きな俳優陣が結構いたことをいま知ったところです。
歴史の考証などは私の不得意分野なので、独断で面白そうと思ったことを気の向くままにまとめてみました。
「麒麟がくる、その意味は?
麒麟ビールの商標でもおなじみの麒麟ですが、改めて麒麟とはどのような生き物なのか調べてみました。
麒麟とは
麒麟は、紀元前から中国に伝わる伝説上の聖なる動物、聖獣です。
孔子の「春秋」(紀元前480年頃)で、すでにその存在の記述が確認されています。 他を慈しみ、思いやりを持った仁徳の高い百獣の王で、仁獣とも言われています。
殺生を嫌い、生きた草を折らず枯れ草だけを食べ、歩く時は生きた虫を踏まず、また、鳴き声が、凶を払い吉を招くとされ、慶事の前に現れるおめでたいしるしとも考えられています。
一方で、必要に迫られれば戦うことも厭わないようです。
仁とは
麒麟は、王が仁のある政治を行う時に現れる聖獣とされていますが、 「仁」とは、一体何でしょうか。
王が仁のある政治を行う時に必ず現れるという聖なる獣、麒麟。 応仁の乱後の荒廃した世を立て直し、民を飢えや戦乱の苦しみから解放してくれるのは、誰なのか… そして、麒麟はいつ、来るのか? (引用元:NHK公式ホームページより)
ここでも出てくるのが、孔子です。
仁は、孔子が最高道徳として説いたもの。孔子は「論語」のなかで明確な定義をおこなっていないので、その後の儒教学者により議論されていますが、その元にある論語には次のような記述が残されています。ここから読み解くとくほかありません。
巧言令色(言葉を巧みに飾り、顔色を取り繕うような)な人に仁はない(学而)
仁者のみがよく(公平に)人を愛し、よく人を悪(にく)む(憎む時も道理に基づき傾かない)(里仁)
剛(私心がない)毅(意思が強い)木(飾らない)訥(口下手)は 仁に近い(子路)
仁者は必ず勇があるが、勇者は必ずしも仁があるわけではない(憲問)
戦国時代の武将を通して、今を生きる日本人への希望と勇気の物語になるそうです。
麒麟が現れる仁のある政(まつりごと)とはなにか?仁のある政を見せる武将とは?
どのように描かれるのか楽しみです。
従来の価値観が崩壊し、新たな道を模索する現代の多くの日本人に向けて、同じように未来が見えなかった16世紀の混迷の中で、懸命に希望の光を追い求めた光秀と数多くの英傑たちの青春の志を、エネルギッシュな群像劇として描き、2020年、新たな時代を迎えるすべての日本人に希望と勇気の物語をお届けします。(引用元:NHK公式ホームページより)
「麒麟がくる」の原作あらすじは?
このドラマには原作がなく、脚本家の池端俊策氏のオリジナル作品です。
脚本は、第29作「太平記」を手がけた池端俊策のオリジナル。 大河ドラマとしては初めて智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた前半生に光があてられます。(引用元:NHK公式ホームページ より)
キャストには池端氏作品の常連が占めていて、池端氏がキャストをイメージしながら作品作りが進められているようです。今回、濃姫に抜擢された川口春奈さんは初大河。池端氏の作品にも初めての挑戦になります。
池端氏がどのように描いていくのか、楽しみですね。
池端さんは沢尻さんをイメージして、当て書き(俳優を決めてから脚本を書くこと)をしています。代役を決めるにしても、沢尻さんのイメージとピッタリ合う女優でないと、納得しないでしょう。ムリに代役を決めると、脚本をゼロから練り直さなければなりません。(引用元:FRIDAYデジタルより)
「麒麟がくる」の物語は、1540年代の各英傑の誕生を親世代を描くところから始まるようです。ここでいう英傑とは、明智光秀、織田信長、斎藤道三、今川義元、豊臣秀吉、徳川家康と思われますが、詳細はまだ分かりません。
明智光秀(1528?1516? - 1582)
織田信長(1534 - 1582)
斎藤道三(1494 - 1556)
今川義元(1519 - 1560)
豊臣秀吉(1537 - 1598)
徳川家康(1543 - 1616)
このドラマは最近の大河ドラマとしては珍しく、1540年代から始まります。まだ信長も子供で、父の信秀が活躍していた時代。今川義元もまだ20代の青年、各英傑たちの「父親世代の活躍」から描く、いわば「ビギニング物語」です。(引用元:NHK公式ホームページより)
そろそろ、力尽きそうです。キャストほか諸々、後日投稿します(汗)
前作大河ドラマ「いだてん」
さて、濃姫に抜擢された川口春奈さんの「謝罪の王様」で演じるヘルシースケルトンの清純派女優での演技が話題ですが(動画1:13-1:15)、「謝罪の王様」の仕掛け人となる脚本家はあの宮藤官九郎氏です。
大河ドラマ前作のいだてんも、クドカン&阿部サダヲさんコンビでしたが、これもなにかのご縁なのか。
すっきりしないニュースが続くなかで、クドカンの作品の笑いに救いを感じるのは私だけでしょうか。