はじめてカリフラワーライスを体験したのがローフードでの料理クラスでのこと。
それから10年ココイチがロカボな低糖質カレーとしてカリフラワーライスをメニュー化しました。
カリフワラーライスとは
ローフードのカリフワラーライス
ローフードとは、加熱によって有効な栄養素が壊れるという考え方をベースにした、非加熱で調理する食事法のひとつです。ローフードのローは、raw(生)です。一般的には「生菜食」を指す用語としてベジタリアンによって使われています。
加熱してはいけないので、ご飯はNGという考え方です。その代替食材として生のカリフラワーを使います。
ロカボのカリフワラーライス
一方の、ロカボとは、極端な糖質抜きのローカーボではなく、 おいしく楽しく適正糖質を取っていこうという食事法です。カリフラワーを、糖質の炭水化物の多いご飯の代わりとして使います。
食・楽・健康協会は、1食で摂取する糖質量を20~40gにするという、適正糖質を提唱しています。ローカーボは、極端な糖質制限も含んでしまう概念ですので、食・楽・健康協会の推奨する適正糖質はそれと区別し、「ロカボ」と呼ぶことにしました。ちなみに、今の一般的な日本人の食生活では、1日に300gくらいの糖質を摂取しています。(引用元:一般社団法人 食・楽・健康協会)
白米とカリフラワーライス
12月から3月にかけて旬を迎えるカリフラワーは、冬の寒い風にあたって糖度を増して甘みが出てきます。頭頂部の白いところは花蕾(からい)と呼ばれていて、カリフラワーのお花になるところです。カリフワワーの軸になる芯の部分はビタミンやミネラルの貯蔵庫なので、カリフワラーライスにしていっしょに頂きたいところです。
糖質
白米をカリフラワーに置き換えることで、糖質を抑えることができます。
「低糖質カレー」はご飯を一切使わず、カリフラワーライス+カレーソースで提供。 ご飯200gのカレーライスに比べ、糖質量は約5分の1に抑えました。(引用元:CoCo壱番屋)
糖質含有量は、カリフラワーライスと白米でこんなに違うので、糖質が抑えられるのは納得ですね。
カリフラワー2.3g(100gあたり)
白米(炊いたもの)36.8g(100gあたり)
ビタミン類
精米された白米に比べるとビタミンB6、ビタミンC、葉酸などのビタミン類やミネラルが豊富です。カリフワラーライスで野菜不足を解消したいですね。
ビタミンC
成人が1日に必要とされるビタミンC(推奨栄養所要量)は、85mg(妊婦さんは+10mg)。
カリフラワーのビタミンCは、なんと100gあたり81 mg。
カリフワラーライス一食分(180g)で、約146mg。
1日分のビタミンCを余裕で摂ることができますね。
カリフワラーライスの作り方
カリフワラーライスの作り方はとても簡単です。ここでは、ローフードのカリフラワーライスと加熱してつくるカリフワラーライスの両方の作り方をご紹介します。
ローフードカリフワラーライスの作り方
<材料>
カリフワラー……120g
梅酢……小さじ1
アガベ……小さじ1/2
カリフワラー、梅酢、アガベを、ご飯粒大になるまでフードプロセッサーにかける。まぜすぎると水分が出てくるので注意する。
フライパンで作るカリフワラーライス
1.カリフラワー1房(約200g〜300g)を、ご飯粒大になるまで、フードプロセッサーで細かく刻む。
2.油で炒める(動画をご参照ください。)。
電子レンジで作るカリフワラーライス
1.カリフラワー1房(約200g〜300g)を、ご飯粒大になるまで、フードプロセッサーにかける。
2.電子レンジで加熱(500Wで5分)する。
カリフワラーライスの保存
生の状態では黒ずみやすいので、すぐに食べない時は冷凍保存しましょう。
カリフラワーライスを食べた感想
ローフードのカリフラワーライスを食べた感想
生のままなので、硬さがあり歯ごたえがあります。酢飯のように酢と甘味料を加えて、ボソボソ感がでないように調理してあったので、食べやすかったです。
ココイチのカリフワラーライスを食べた感想
ココイチのカリフラワーライスは、蒸しているのか、炒めたような油っぽさはありませんでした。
カリフワラーは、キャベツと同じアブラナ科なので、蒸した甘いキャベツのような味がします。加熱した分、野菜本来のやさしい甘みが加わります。カリフラワーは、ブロッコリーに比べると味を主張しないので、食べやすいと夫にも好評でした。
カリフワラーライスのまとめ
どちらのカリフワラーライスも、ご飯を食べるよりもあっさりしています。野菜なので、食べた後に胃もたれがなくスッキリしています。
ロカボを意識してダイエットをする必要のない人でも、ご飯を食べた後の睡魔がこないのはうれしい効果だと思います。
カリフラワーライスが気になる方は、まずはココイチでご体験してみてください。
いちど食べてみると、意外な美味しさにおかわりしたくなると思いますよ。