麹が手に入ったら作り置きしておきたい調味料ナンバー1が「しょうゆ麹」です。以前、塩麹が簡単にできるという記事を書きましたが、実は、塩麹よりも簡単につくれるのがしょうゆ麹なのです。
料理が面倒くさいという男子
料理が苦手という主婦
にこそ、ぜひトライして常備しておいてもらいたい調味料です。
しょうゆ麹とは
しょうゆ麹は米麹としょうゆをあわせて発酵させた調味料です。塩麹のような甘みにしょうゆの香りが加わった深い味わいです。日にちがたつにつれ熟成されて、米麹が分解されてくると、味噌のようになってきます。
しょうゆ麹の作り方〜基本編
しょうゆ麹の材料は、米麹としょうゆのみです。
<材料>
麹(生):濃口しょうゆ=1:1
以上です。
しょうゆ麹の作り方〜アレンジ編
おうちに薄口しょうゆがあれば、ぜひミックスさせてみてください。
<材料>
麹(生):(濃口しょうゆ+薄口しょうゆ)=1:1
薄口しょうゆは、濃口しょうゆに比べて塩分が高いので、濃口しょうゆをメインに入れてみてくださいね。
仕上げのポイント
しょうゆに漬けた直後はしょうゆを全部吸ってこんな感じになります。全体にしょうゆが行き渡るようにやさしくしっかり混ぜます。
2〜3日経つと、こんな感じで水分があがりはじめます。
1週間経ちました。塩麹のように、米粒を指の腹でおさえたらすぐに潰れるようになれば、出来上がりのサインです。
しょうゆ選びのポイント
せっかくなので、本物のしょうゆを選びましょう。スーパーの調味料コーナーには○○風調味料があふれています。ブドウ糖液糖やアミノ酸のような本来必要のない成分の入っているものはしょうゆ風調味料です。しょうゆのパッケージの裏の材料を目安に選びましょう。
鶏ムネ肉はしょうゆ麹で劇的においしくなる
鶏ムネ肉は高タンパクでダイエット最強食材とは周知のこと。しかもお値段もリーズナブルでお財布のダイエットにもなります。
でも、鶏肉は傷みやすいから扱いにくいし、あっさりしすぎて物足りないから続かないと感じる人は多いと思います。それを解決するのがしょうゆ麹なのです。
しょうゆ麹に豊富に含まれる酵素の働きによって、劇的においしくなるのです。また、傷みやすい鶏肉も数日おくことでさらにおいしくなるのです。
糀には、炭水化物を分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するプロテアーゼ、脂肪を分解するリパーゼの3大消化酵素が含まれており、特に旨味を生み出すたんぱく質分解酵素が100種類以上も含まれています。これらの酵素の働きによって食品がおいしくなるだけでなく、本来体内の分解酵素を使って消化されるものを糀の酵素が体内に取り込む前に同等の分解を行います。(引用元:糀屋本店)
我が家の常備肉しょうゆ麹鶏
鶏むね肉が安くなっていたら、一人暮らしでも迷わず数枚買っておきましょう。
買ってかえったムネ肉は使いやすいように一枚ずつ小分けしてビニールに入れます。そこにしょうゆ麹を大さじ1くらいずつ入れて全体に行き渡るようにしっかりと揉み込みます。あとは、空気を抜いて冷蔵庫に入れておくだけです。
鍋物、親子丼、などの定番料理からぜひ試してみてくださいね。